「螺鈿」の版間の差分

提供: Yourpedia
移動: 案内検索
(内容を「さ」で置換)
(112.20.190.7 (トーク) による編集を キリカ による直前の版へ差し戻しました)
1行目: 1行目:
+
'''螺鈿'''(らでん)は、[[伝統工芸]]に用いられる装飾技法のひとつ。
 +
 
 +
[[アワビ]]、カワシンジュガイ(青貝)、ヤコウガイ(夜光貝)、シロチョウガイ(白蝶貝)、[[アコヤガイ]]などの貝殻の内側、虹色光沢を持った[[真珠]]質の部分を薄く研磨したものを、さまざまな模様の形に切り、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、およびこの手法を用いて製作された工芸品のこと。
 +
はめ込んだ後の貝片に更に彫刻を施す場合もある。
 +
 
 +
螺鈿[[漆器]]は、漆塗りを施した表面を彫り込み、その模様に合わせて切り出した貝片をはめ込み、さらに上から漆を塗ってから墨で研ぎ出し、ツヤが出るまで磨く。また最初に表面を彫らずに貝片を漆で接着し、その貝の厚さまで漆を塗り重ねる技法もある。貝に限らず[[コハク|琥珀]]、[[鼈甲]]、金属片が使われるものも螺鈿と呼ぶが、[[金]]、[[銀]]を用いた場合は螺鈿とは呼ばずに平文(ひょうもん)、或いは[[平脱]](へいだつ)と呼ぶ。
 +
 
 +
==関連事項==
 +
*[[象嵌]](ぞうがん)
 +
 
 +
[[Category:工芸|らてん]]
 +
[[Category:美術の技法|らてん]]
 +
{{stub}}
 +
 
 +
[[en:Raden]]
 +
[[wiki:螺鈿]]

2015年8月12日 (水) 22:41時点における版

螺鈿(らでん)は、伝統工芸に用いられる装飾技法のひとつ。

アワビ、カワシンジュガイ(青貝)、ヤコウガイ(夜光貝)、シロチョウガイ(白蝶貝)、アコヤガイなどの貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠質の部分を薄く研磨したものを、さまざまな模様の形に切り、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、およびこの手法を用いて製作された工芸品のこと。 はめ込んだ後の貝片に更に彫刻を施す場合もある。

螺鈿漆器は、漆塗りを施した表面を彫り込み、その模様に合わせて切り出した貝片をはめ込み、さらに上から漆を塗ってから墨で研ぎ出し、ツヤが出るまで磨く。また最初に表面を彫らずに貝片を漆で接着し、その貝の厚さまで漆を塗り重ねる技法もある。貝に限らず琥珀鼈甲、金属片が使われるものも螺鈿と呼ぶが、を用いた場合は螺鈿とは呼ばずに平文(ひょうもん)、或いは平脱(へいだつ)と呼ぶ。

関連事項

wiki:螺鈿