鳥取県西部地震

提供: Yourpedia
2019年8月18日 (日) 14:34時点における13-0804 (トーク | 投稿記録)による版

移動: 案内検索

鳥取県西部地震(とっとりけんせいぶじしん)とは、20世紀最後の年に、日本中国地方を襲った大地震である。

地震の概要

2000年(平成12年)10月6日、午後1時30分ごろ、突然、鳥取県を、震度6強の猛烈な揺れが襲った[1]。鳥取県西部の深さ9 kmを震源とするこの地震は、M7.3。最大震度6強を、日野市と境港市で観測[2]

鳥取県で震度6以上が観測されたのは、第2次世界大戦中の鳥取地震(1943年)以来、実に半世紀ぶりのことである[3]

また、1996年に震度階級が改正されて(震度5と震度6が、それぞれ弱と強の区別がついた。)以来、初めて震度6強を記録したのもこの地震である[4]

地震の規模は、気象庁マグニチュードがMj7.3で、モーメントマグニチュードがMw6.8である。

幸いにも、この地震による死者はいなかったが、被害総額は500億円を超えた[5]

メカニズム

この地震は、横ずれ断層型の地震であり、それまで存在が確認されていなかった未知の活断層による地震とみられた。 

被害

地震による主な被害は次の通り[6]

死者

0人

負傷者

182人

全壊家屋

435棟

半壊家屋

3101棟

一部破損した家屋

18544棟

その他

土砂災害や落石などが相次いだほか、停電も各地で発生。境港市などで液状化もみられた。

かなり大きな地震だったにも関わらず犠牲者がゼロだった理由は、被害が甚大だった鳥取県は、もともと人口が少ない地域である(日本で一番人口が少ないのが鳥取県)こと、硬い地盤が広がっていたこと、2ヶ月前に、鳥取県では震度6強の地震の訓練を行なっていたことなどであるとされている。

各地の震度

震度6弱以上を観測した市町村は以下の通り。